親会社に移籍して、給与・福利厚生が格段に良くなり、残業50時間越えは当たり前の
開発SIer時代と違って、残業時間も激減し穏やかな毎日になりました。
一緒に働いていた同世代の派遣社員の方がかなりやる気満々の人で、
昼休みや業務終了後に試験勉強をしていました。
自分が入社時は何も持っていなかったんですが、
基本情報→応用情報→情報セキュリティスペシャリスト
と順調にステップアップしていきました。
一方の自分はというと、昔取った杵柄のシステム開発経験だけを活かし
所内のVBAマクロを作る程度で社内SEとしての業務のみを淡々とこなす毎日でした。
給与も上がってパソコンやスマホ、タブレットを欲しい時に欲しいだけ買って遊んでました。
その間も会社は経営統合して大きくなり、大企業の社内SEとして平穏に過ごす日々でした。
もちろんサーバやネットワーク機器のインフラ更新等があり、そこらへんの知識は
増えていきましたが、ベンダーが用意した手順書を使って運用する流れで、
ネットワーク関係の管理は派遣の方に任せる等、自己啓発とは無縁の日々でした。
ようやく、やる気スイッチがオンに
派遣の方は愛知県内の零細企業で非常に給与が少ない様子でした。
そんな中、試験も受かり自信も経験もついたようで転職することになりました。
派遣元からは別の人を寄越すことになりましたが、スキルややる気は
かなり劣る方なので、その負担は自分に回ってくることに。
それに加えて、親会社に一緒に移籍した先輩も50代後半に差し掛かり
システム担当の統括業務は自分が勤めることになりました。
が、所内での勤続年数で先輩とは圧倒的に差がある為、
同じ事を説明しても自分が言っても納得されないのに
先輩が言うとみんな素直に聞いてくれる環境に変化はなく、
自分ももっと自信をつけたいと感じるようになりました。
その手段として、情報処理技術者試験が一つの案と考えました。
今さらながら基本情報を目指して
先輩は基本情報の昔の名前である第二種情報処理技術者のみ持っていまして、
自分はシスアド初級とOracle Master Silver 9i。正直社内SEとしてはどっちもどっちですが
一番の差である経験を埋めるためにも、上の資格を目指したいと思いました。
ベンダー系は費用が高いですし(さすがに製造業の会社では出してくれません)
社内SEとして目指すなら情報セキュリティスペシャリストやネットワークスペシャリストですが、
シスアド初級しか持っていない自分がこんな資格を目指すのは烏滸がましいと思い、
アラフォーになる今さらながら基本情報処理技術者を目指して勉強を始めました。
でわでわ♪