「グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜」を観てみた

amazonプライムビデオの新作を眺めていまして、何気に目に止まり評価が高かったので

観てみました。その作品は「グッド・ライ 〜いちばん優しい嘘〜」。スーダンの内戦により

両親を失った子供達(ロストボーイズ)をアメリカに移住させるという、実際にあった話を

元にしたヒューマン映画です。アフリカで育った子供達がアメリカでの生活・文化の違いに

苦労しながらも幸せを掴んでいく幸せなストーリーの中、タイトルにもある「優しい嘘」に

最後やられてしまいました。プライム会員は無料で鑑賞可能です。

生活環境が変わっていくロストボーイズたちの人生

オープニングはスーダンで生活するシーンから始まります。

子供達同士で遊んだり、牛を世話したり、平和に楽しく暮らしていました。

そこに突然、武装されたヘリが村を襲います。家は焼かれ、両親は殺されて

運良く数人の子供達兄弟だけ助かります。

子供達の中で、チーフと呼ばれる最年長のテオは、隣の国が安全だと判断し

みんなで歩いて向かうように指示します。その道のりは千キロ以上。

途中で病気にかかったり、武装集団に襲わたりと兄弟が死んでいく中、

兄弟の一人でもあるマメールも早朝、うっかり武装集団に見つかります。

すぐに隠れますが、銃を持った武装集団が近づいてきた時、チーフのテオは

自分だけが武装集団にわざと捕まり、他の兄弟が見つからないように庇います。

マメールはこの事がずっと心に残しながらも、他の兄弟を連れて

無事にケニアの難民キャンプにたどり着きます。

そのときには兄弟は4人だけとなっていました。

難民キャンプで10年の月日が過ぎ、マメール達は大人になっていました。

アメリカでスーダンの難民を移住させる計画を実施しており、マメール達は

運良く当選しアメリカに渡る事ができました。

アメリカで彼らの仕事の世話をすることになったのが、リース・ウィザースプーン

演じるキャリー。電話の取り方もマクドナルドも知らない彼らに最初は

振り回されっぱなしで相当苦労させられます。

しかし彼らもまた、生活・文化が全く違うアメリカで苦労しており、故郷に残した

仲間に対して申し訳ないと気遣う姿、それでもアメリカに順応しようと努力する姿に

キャリーも同情ではなく友情といった気持ちが芽生え変わっていきます。

タイトルにもある「優しい嘘」とは?

映画のタイトルがグットライ。直訳すると良い嘘。日本語のサブタイトルが優しい嘘。

これらが一体何を意味しているのでしょうか。

すの全てが分かったのが最後のシーンです。詳細はネタバレになるので書きませんが、

既に一つの「嘘」がありましたね。

武装集団に見つかったのはマメールなのに、テオは自分だけが姿を現して他の兄弟は

見つからないように庇っています。これも一つの「嘘」ですね。

最後に描かれる「嘘」とは一体何なのか、心打たれること間違い無しです。

でわでわ♪