ここ最近、交通トラブルからの事件が多発しています。
煽ったり、蛇行運転して邪魔したりと、些細な事がきっかけでキレて
大事故に繋がるケースもちらほら。。。
そんな交通トラブルを題材にした映画があるのでご紹介。
スピルバーグの出世作となった「激突」
紹介するのはスピルバーグ監督が無名時代に監督を努めて有名になったとされる「激突」
40年以上前の作品なので、劇場で観たという人はほとんど居ないかと思います。
自分も作品名と大体の内容を嫁から聞いていただけでしたが、つい数日前、
Amazonビデオで視聴しました(残念ながらプライム作品ではありません)
内容としては、主人公はごく普通のサラリーマン(セールスマン?)が車で移動中、
高速道路で速度が遅かったトレーラーを追い越したところ、急にその大型トレーラーが
執拗に主人公を追いかけ回します。
猛スピードで追い越したと思ったら主人公の前に入ってまた速度を落としたり、
蛇行運転で抜かせないようにしたり、対向車が来るタイミングで追い抜き合図をしたり
完全に主人公に対して殺意むき出しで襲ってきます。
この作品の演出のすごいところは、そのトレーラーの運転手の顔が一切写らないところです。
途中、腕や足等は映るんですが顔が一切出てきません。
得体の知れない何かに襲われるという恐怖を上手く表現しているのではないでしょうか。
このあたりの描写が「ジョーズ」などのスピルバーグ作品に引き継がれているようですね。
途中立ち寄ったサービスエリアのような飲食店で、追いかけ回していたトレーラーが
止まっているのを見つけます。
この中に犯人がいるのでは?という緊張感が中々たまらないですね(笑)
今でも通用する映像、クオリティ
40年以上前の作品とあって、当然携帯電話等はなく電話ボックスで警察に電話するシーンが
あったり、効果音等が微妙に古臭さを感じるところはありますが
映像の迫力や緊張感等、今観てもハラハラさせられます。
時代を先取りしたようなこの作品、時間も比較的短いので是非一度ご覧になってください。
※
この作品をリメイクした「激突2015」というのもありますが、
こちらはだいぶ世間の評価が低いですね。こちらも観ましたが主人公は若い女性二人でした。
個人的にはどちらも楽しめたので、比較してみるのもいいかもしれません。
でわでわ♪