新築の自宅がまさかの女子寮になってしまったお話のルナハイツ

ラブコメディ作品をいくつか紹介してきましたが、社会人が舞台の作品を

多く手がけている星里もちる氏の代表作の一つ、「ルナハイツ」。

結婚が決まって、新築の建売住宅も購入したのに結婚が取りやめとなり

自宅も会社の女子寮にされてしまうというメチャクチャなラブコメディ作品です。

自宅が女子寮というトンデモナイ設定

出版社:小学館   作者:星里もちる

主人公の南條隼人は婚約者との結婚の前に新居が決まり、幸せ絶頂の時だったはずが、

家の引き渡しの日に、婚約者から別れを告げられ失意のどん底に。

上司と飲みに行って広い新居に一人で住む寂しさを愚痴っていた所、上司から

「新居を女子寮にしたら一人じゃないし寂しくない」と提案されます。

酔った勢いで承認したら、数日後には会社で決裁されてしまっており

あっという間に4人の女性が引っ越してきて共同生活が始まります。

一見ハーレム状態!?と思ってしまいがちですが、婚約破棄になって失意状態で、

且つ恋愛に関して潔癖な性格である南城にとって色々問題が巻き起こります。

登場人物

第1巻より

南條 隼人(なんじょう はやと)

この作品の主人公です。婚約者との結婚が間近に迫っていた所、建売物件の引き渡しが決まり

新築の一軒家も手に入り幸せの絶頂だったところ、突然婚約者から別れを告げられます。

結婚が取りやめになり、失意の中上司と飲みに行って新居が一人では広すぎて寂しいことを

愚痴っていたら、上司から「女子寮にする」という提案をうけます。

酔った勢いで了承したところ、あっという間に話が進み、半ば強制的に会社公認の

女子寮となり南條はその管理人という名目になります。

第1巻より

大月 窓明(おおつき まどり)

この作品のヒロインで女子寮となった南條の家の住民です。誰に対しても距離感が近く

恋愛感情が起きにくい性格で南條もそれに振り回されます。

が、女子寮として長く住むうちに南條に惹かれていきます。

第1巻より

茅ヶ崎 裕子(ちがさき ゆうこ)

女子寮の住民の一人で、秘書課に所属しており常に合コンに精を出しています。

秘書課の柴咲コウと評されるほどの美人で、総務部長と不倫の関係にあり

南條の家が女子寮になった経緯にも関係してきます。

第1巻より

日高 りん(ひだか りん)

女子寮の住民で、パソコンおたくです。ネットオークションで落札することに

執念を燃やしています。男には全く興味がなかったんですが、あるきっかけで

南條を好きになります。

第1巻より

土屋 重子(つちや しげこ)

女子寮の住民で、無口で人付き合いが悪く常に部屋に篭っています。

が、それには理由があり、自分の部屋でおる親子をかくまっており、

その親子を守る為に周りとのコミュニケーションを経っています。

第1巻より

八木課長(やぎ)

総務課の課長で南條の上司です。南條から自分のおごりで酒に誘われて、ちゃんと

付き合い、家に帰りたくない南條を自宅に連れて泊めてあげる等部下思いです。

ただ、南條の家を女子寮にした件について少し関わっています。

第1巻より

田所部長(たどころ)

総務部の部長にして、南條の家が女子寮になったのも彼の個人的都合によるものです。

会社の費用を抑える為福利厚生とは認めず、南條には管理人として残業代を支払うのみと

していました。自分の都合で女子寮にしたことが南條にバレて、決闘を申し込まれる

羽目になります。

第2巻より

松浦 友美(まつうら ともみ)

南條の元婚約者です。何でも一人で決めてしまう南條と結婚することに不安を感じ、

一度だけ浮気をしたところ妊娠してしまい、そのことを告げずに南條と別れます。

実家からも追い出され、臨月になって彼が行方不明になり、南條の元を訪れます。

最後までドタバタ騒動のままエンディング

自宅が女子寮というありえない環境、どんな形でエンディングを迎えるのかと

思ってましたが、最後は女子寮にとどまらず、もっとありえない状況に

なってドタバタのままエンディングを迎えることになりますw

普通の世界ではありえない内容ですが、ちょっとうらやましいとも感じる

ドタバタ劇、全四巻と短いのでサラッと読むことが出来ます。

でわでわ♪