変幻戦忍アスカは黒岩よしひろ氏の美少女忍者が活躍するマンガ。

黒岩よしひろ氏の漫画を立て続けにご紹介してきました。

追悼投稿の第3弾は「変幻戦忍アスカ」です。

科学の力で変身する美少女忍者作品

出版社:集英社   漫画:黒岩よしひろ  ※リンクはKindle版

はるか昔、日本には”土蜘蛛”と呼ばれる朝廷に服属しなかった先住民族がいました。

日本を魔の住む国と化し乗っ取ろうとしましたが、そんな土蜘蛛一族の魔王を

本能寺一族のご先祖が神通力を持って封じました。

戦国時代には織田信長に仕えていた土蜘蛛一族の蘭丸が、信長を背後から操り

魔王を復活させようとしましたが、それもまた本能寺一族によって防ぎました。

そして現在、奈良県飛鳥地方に住む本能寺一族の末裔、本能寺飛鳥は魔王の墓を

暴かれないように日々守っていましたが、土蜘蛛一族の末裔が魔術・妖術を

忍術に取り入れた魔導忍邪となり、墓の封印を解くために現れます。

登場人物

上巻より

本能寺 飛鳥

主人公にしてヒロインの美少女忍者です。普段はドジで忍術もイマイチなのですが

兄が作ったプロテクターを付けることで気・力を十倍に増幅され体も守ってくれることで

魔導忍邪たちとまともに戦うことが出来るようになります。

そのプロテクターに変身・元の姿に戻る時に黒岩よしひろ作品お約束のお色気シーンが

描かれていますw

上巻より

本能寺 大地

飛鳥の兄です。化学を全否定し、修行によって忍術を高めるという

お爺さんの考えと合わず勘当されますが、

頭が良く化学の力で飛鳥の気・力を増幅させるプロテクターを開発し

飛鳥に渡す為に帰ってきます。

上巻より

お爺さん(名前不明)

飛鳥、大地のお爺さんにあたり、忍術の師匠でもあります。

並外れた忍術は健在ですが、歳には勝てず魔導忍邪に苦戦し

蘭丸が復活したため、命の交換が行われ石と化してしまいます。

上巻より

南代 成馬

修学旅行で飛鳥地方にたまたま訪れて、墓に近づかないように

監視している飛鳥を見つけ、ひょんなことから蘭丸を封印していた

剣が手に張り付いてしまった為、飛鳥たちと行動を共にします。

最終話では成馬は飛鳥の親戚(いとこ)であった設定になってます。

打ち切りになる前からそういう設定だったんでしょうか?(笑)

上巻より

風魔 力太郎

飛鳥のいとこで、自分が大好きなナルシストです。

そこそこの忍術は使えますがあまり強くなく、その性格から

飛鳥も苦労させられます。自称・飛鳥のフィアンセですw

上巻より

蘭丸

土蜘蛛一族の出身で、かつて織田信長に使えており

魔王蘇らせようとしましたが本能寺一族に封印されていました。

魔王を蘇らせる能力があり、土蜘蛛一族の血を濃く引き継いでいるため

殺す事ができず封印していましたが、現代に蘇ってしまいます。

上巻より

魔風

かつては純粋に本能寺忍術を極める為に飛鳥とともにお爺さんの元で

修行をしていましたが、その有り余る才能がが災いし、本能寺忍術の

秘術、術禁法を身に付け蘭丸の第一の側近である妃魅魂を蘇らせてしまい

魔導忍邪の一人となってしまいます。そして蘭丸さえも術禁法で

蘇らせてしまいます。

ストーリー・キャラ共に申し分ないが上下巻で完結

ストーリー、キャラクター設定共によく出来ていて、連載中は

毎週楽しみにして読んでいました。なので突然の打ち切りで

単行本もわずか2冊で終わってしまって非常に残念です。

黒岩よしひろ作品の中では一番のお気に入りで、特に飛鳥は

自分が保有するマンガの中で好きな女性キャラの三本の指に入るくらい

好きなキャラクターでしたので。

ちなみに保有している単行本の表紙は

こんな感じで、kindle版とは全然違いますw

kindle版は今風のタッチに変えたんでしょうか?中身が全然違うので

びっくりすると思うのですが(笑)

同じくヒーロー物マンガで好きな「ウイングマン」同様、名作になる要素は

あったと思うだけに、打ち切りは本当に残念でした。

黒岩よしひろ作品はどれも自分好みなので、亡くなられてもう新作が

読めないのは残念でなりません。改めてご冥福をお祈りします。

でわでわ♪