IQ300の超頭脳を持った主人公の推理マンガ、超頭脳シルバーウルフ


日本テレビ系列で放送されていたドラマ「銀狼怪奇ファイル」。堂本光一主演で、奇怪な

殺人事件を科学的に解決していく話で、結構好きで毎週見ていました。

原作がマンガということを知って、買ったのが「超頭脳シルバーウルフ」です。

主人公の名前や超天才児、というところは共通点ですが、内容は全くの別物でしたw

まあ、原作は原作として面白かったんですが、個人的にはドラマのほうが良かったです(笑)

気弱な中学生がピンチの時にIQ300の天才児に変身

出版社:講談社   漫画:越智辺昌義

          原作:金成陽三郎

元々は銀狼怪奇ファイルというドラマが存在を知るきっかけでした。

堂本光一演じる不破耕助は普段は平凡な高校一年生ですが、危険が迫ると天才「銀狼」に

変身するという特異体質です。頭の中に二人分の脳があり、それが切り替わるそうです。

ドラマが面白くて原作のマンガも買ったんですが、

・主人公は中学二年生の気弱な中学生

・名前は同じ不破耕助

・自身や愛する者が危険になった時に銀髪になって脳の潜在能力が発揮される

という設定は大体同じですが、ドラマは学校で起きる殺人事件の謎解きがメインで

原作は世間一般の怪奇現象にまつわる謎解きがメインになっています。

ドラマは同じ時間帯で人気だったドラマ「金田一少年の事件簿」の影響を受けて

内容が変わったのかもしれません。主役も同じKinKi Kidsでしたし(笑)

あらすじ

中学二年生の不破耕助は幼いころに両親を亡くし、父の知り合いの考古学者の小早川に

引き取られて、その娘である中学教師の小早川冴子と共に暮らしています。

ある日、自宅に強盗が侵入し耕助は車で轢かれて助かる見込みのない重体になります。

が手術中、耕助は突然目を覚まし髪が銀色に変化します。そのまま気を失いますが

驚異的な回復力を見せて一命を取り止めます。その姿に小早川教授は、9年前にも

起きた悪夢を思い出します。その時はまだ5歳の耕助が父を殺した犯人を見破り、

自分で作った高圧電流の発火装置を使って焼き殺したというものです。

小早川教授の見立てによると、銀髪になったときの耕助のIQは300以上だという。

そして銀髪になるのは自身あるいは愛する人が危険になった時とのこと。

古代ピラミッドの秘密やソロモンの秘宝といった、世界中の謎をめぐる争いに

巻き込まれ、危険になるたびに銀髪になってその圧倒的頭脳を駆使してピンチを

乗り越えようと奮闘します。

登場人物

第一巻より

不破 耕助(ふわ こうすけ)

普段はさえない普通の中学二年生ですが、ピンチになると銀髪でIQ300以上の天才児に

変身します。高度な計算式を一瞬で解いたり、誰も知らないような古代文字を読んだり

最後はテレポーテーションまで使いこなすトンデモナイ能力の持ち主です。

第一巻より

小早川 冴子(こばやかわ さえこ)

耕助と一緒に住む姉的存在で、耕助が通う中学校の教師です。耕助(銀髪バージョン)の

噂を聞いた世界中の組織から耕助が狙われますが、常に巻き込まれてしまいます。

彼女がピンチになった時も耕助は銀髪に変身します。

第一巻より

小早川(こばやかわ)

耕助の父と知り合いで、考古学の教授です。冴子の父でもあります。耕助の父が

ある組織によって殺され、両親を失った耕助を引き取ります。

世界的にも有名な教授であるため、彼もまた世界中の組織から狙われます。

第一巻より

ケント・シュナイダー

3歳のときに15カ国の言葉をマスターしたという天才で、元々は古代ソロモンの

秘宝を求めて小早川に近づいた敵でしたが、古代の謎を解けず命を落としそうになったところ

耕助に助けられます。耕助の頭脳を認め、耕助もまた彼の頭脳を認める仲となります。

第三巻より

周 昇竜(しゅう しょうりゅう)

小早川教授の知り合いでモヘンジョダロの遺跡を調査していた教授の手伝いをしていましたが

その正体はコンピュータを触らせたら右に出るものは居ないという、人類最高の頭脳を持つ

5人のうちの一人です。最初は耕助と敵対してましたが自らの失敗で核爆発を

起こしてしまいそうになるピンチを耕助が防いだことでその実力を認めることになりました。

ドラマとはまた違った不破耕助の超頭脳

ドラマは視聴率が20%を超える人気作だったのでご存知の方も多いと思います。

ドラマでは怪奇殺人事件を次々と解決していく超頭脳の持ち主ですが、マンガのほうは

瞬時に液体窒素を作り出す装置を作ったり、古代文明の謎を次々と解明していく

また別次元の超頭脳の持ち主です。ただ最後はサイコキネシスやテレポーテーションといった

超応力を使う等ちょっと現実離れしすぎな点をどうかな〜といったところですね。

でわでわ♪