あばれ花組の喧嘩エピソード②「ワン・ニャン物語」

あばれ花組」の喧嘩エピソードをご紹介していきます。

前回紹介したのはこちら。


ワン・ニャン物語の巻

4巻の14話として収録されています。

ある日曜、青児と竜次街を歩いているとペットショップで青児が

犬に対して急に吠えだします。

子供の頃飼っていたうさぎが野良犬に襲われて殺されたらしく、

その時以来、犬が嫌いになっていたそうです。

昔を思い出して、青児が犬はみんな死んでしまえと叫んだところタイミング良く(?)

そばにいた野良犬が車に轢かれてしまいます。足を怪我したみたいで様子を見ていると

近くの犬猫病院を経営している院長先生がたまたま通りかかり、特別にタダでみてあげようと

花組二人に病院のパンフレットを渡して野良犬を連れていきました。ボロい車に乗って

去って行くのを見て心配になりながらも任せることにしました。

暫く歩いていると、クラスメートの瞳が声をかけてきて、箱に乗った子犬が川を

流れていると教えます。

犬が嫌いな青児ですが、瞳の前でいいところを見せようと子犬達を助けます。

子犬をどうしようかと話していた所、通りかかった男性が、5匹とも引き取ろうと

声をかけてきました。

人が良さそうな方に引き取ってもらって一安心、と思っていましたが、

瞳の犬パンジーがその人に対してずいぶん吠えていた事が青児は引っかかってます。

そのパンジーが足を怪我しているのが分かり、先程知り合った院長先生の犬猫病院に

連れて行くことにしました。

行ってみると、今にも潰れそうなボロい病院でした。

先程の院長先生が現れ、パンジーの治療をしてもらって、ひき逃げにあった

野良犬も元気になっていました。

院長先生が三人に見せたいものがあると言い、連れて行ってもらった部屋には、

怪我をした大量の犬猫たちでした。

この犬猫病院の周りは悪質な地上げ屋が土地を買い占めていて空き地になっており、

最後に残ったこの病院を立ち退かせる為、嫌がらせとして毎日

怪我をした犬猫が病院の前に捨てられていくとのことです。

そんな話を聞いているとき、激しい地震のような揺れが発生します。

慌てて外に出てみると、地上げ屋が鉄球クレーンで地面を揺らしていたことが分かり、

その中には子犬を引き取った人までいました。

その男はいつものプレゼントと言って、

痛めつけられた子犬を出してきました。

更に地上げ屋は鉄球クレーンを使って攻撃してきました。

これには花組も怒りが爆発、反撃に出ます。

ボコボコに殴られた地上げ屋は再度鉄球クレーンを病院にぶつけます。

すると壊れた病院の中から、

地上げ屋に傷つけられていた犬猫たちが一斉に飛び出し、

地上げ屋たちに襲いかかります。まさに因果応報ですね。

院長先生は犬猫たちの治療費、病院の修理費、土地から出ていかなくていいという

誓約書を書かせることに成功しました。

怪我した犬猫たちも全て地上げ屋たちに引き取らせることで一件落着です。

ただ最初に瞳が見つけた5匹の子犬は青児が瞳と仲良くなるための口実もありますが

瞳と二人で引き取ることになりました。

犬嫌いだった青児でしたが、今回の一件ですっかり忘れたようです。

でわでわ♪