きまぐれオレンジロードはSF要素含んだ学園ラブコメディマンガ

ドラゴンボール、聖闘士星矢、北斗の拳といった主人公が悪と戦う

ヒーロー戦闘ものが人気の上位を占めていた小学生時代の週刊少年ジャンプ。

そんな中、中学生・高校生が主役のラブコメディでアニメ化もされた人気作品が

きまぐれオレンジロード」です。

主人公一家が全員超能力者というSF要素が大ハマり!

出版社:集英社  作者:まつもと泉   ※ リンクはKindle版のもの

とある街に引っ越してきた中学3年生の春日恭介。新しい街を探索していた時に

赤い麦わら帽子をが風で飛ばされてきて掴みます。帽子の持ち主はキレイな女性でした。

何気ない会話のあと、去っていく女性に帽子を返そうとしましたが

なかなかにあってるよと言って恭介は赤い麦わら帽子を貰います。

爽やかな出会いで始まった新しい街での生活でしたが、転校初日に

妹のくるみが不良生徒に絡まれます。駆けつけた恭介が見たのは

麦わら帽子をくれた昨日の女性がタバコを吸って立っていました。

この女性こそが、同じクラスですが不良としてクラス生徒から敬遠されている

鮎川まどかでした。前日とは正反対の姿を見せられてどちらが本当の姿なのか

戸惑いながらも恭介は鮎川まどかに惹かれていく学園生活の始まりです。

ここまでだと、ただの学園恋愛モノの普通のマンガですが、一味違うのが

恭介含む春日家、及び親戚は超能力一家というSF要素が一層楽しませてくれます。

登場人物

一巻より

春日 恭介

この作品の主人公で、高陵学園中等部3年生(連載当初)。引っ越してきた日に

街で偶然鮎川まどかに出会い、ほぼ一目惚れしています。

性格は超優柔不断の為、鮎川まどかが好きなのに言い寄ってくる檜山ひかるに

流され続ける日々が最後まで続きます(笑)

超能力者でテレキネシスやテレポーテーションを頻繁に使います。

一巻より

鮎川 まどか

この作品のヒロインで、恭介と同じ学部、同じクラスに所属しています。

恭介と初めて会ったときは優しい感じの女の子で気に入っていた赤い麦わら帽子を

初対面の恭介にあっさりとあげてしまいます。まあその帽子自体も、後の話で明らかに

なりますが小学生時代に未来から来た恭介に買ってもらったものだったりしますが。

学校では不良として誰とも会話することなく過ごしています。唯一慕っているのが

子供の頃から仲の良い2つ下の檜山ひかるです。

一巻より

檜山 ひかる

高陵学園中等部一年生で恭介、まどかとは2つ下の後輩です。まどかとは

幼馴染で姉のように慕っています。たまたま恭介が体育館で超能力でバスケットボールを

遠くに離れたゴールに入れたところを見て好きになります。

学校でもひと目を気にすることなく恭介をダーリンと呼んで迫っています。

一巻より

春日 まなみ

恭介の妹で、高陵学園中等部一年生。母親がいない春日家の母親役として

家事を頑張っています。くるみとは双子の姉妹だけあって、メガネを外すと

そっくりです。

真面目で優しくしっかり者という、欠点のないキャラクターです。

一巻より

春日 くるみ

恭介の妹で、高陵学園中等部一年生。まなみとは一卵性双生児の双子ということで

まなみがメガネを取ったらそっくりです。

ただ性格は真逆で子供っぽく、家事は全く出来ません。

恭介たちは過去7回引っ越しをしていますが、超能力が使えることがバレてしまったことが

原因です。今回、まどかたちの街に引っ越してきたのも、前の学校で

くるみが100mを3秒で走ってしまい超能力がバレてしまったからです(笑)

それを転校初日に自慢しようとしてまなみが慌てて止めています。

問題を起こす事が多く、恭介やまなみをいつも心配させています。

一巻より

小松 整司

恭介と同じクラスメートで転校して最初に出来た友達です。

女の子が好きでクラスの女子を採点したり、恭介に妹がいることを知ると

恭介のことをお兄さん呼ばわりしています。

最後まで恭介とつるむ親友的な存在になります。

アニメも続編もOA化された人気作品

アニメ化もされた人気作品で、春日恭介役は安定の古谷徹氏でした。

コミックにはセリフ以外に恭介の心情が描かれている事が多いんですが、

その部分を語る古谷氏の声はまさにピッタリで、適役だった記憶があります。

優柔不断な性格、超能力を使えるという憧れな部分が当時小学生の自分が

感情移入するには十分な条件でしたね。

かなり大人びた中学生たちの恋愛マンガ、今読んでも相当面白いですよ。

でわでわ♪