【第三野球部ネタばれ注意】甲子園準優勝までの軌跡・・・その2

一軍との試合に敗れはしたものの、解散を免れ再試合も決まり第三野球部は

本格的に甲子園を目指す事になりました。

そのためには実践経験が必要だと、海堂は名門・銚子工業と練習試合を組みます。

更に女を入れて9人しかいなかった為、甲子園を目指すため夕子のいとこである達郎

9番目の男として加入し、練習試合に挑みます。

あすなろの永遠のライバルが登場

銚子工業は前年の夏、桜高校と県予選決勝を戦った相手で名門中の名門校です。

海堂が第三野球部と知らず試合を引き受けた為、銚子工業は先発ピッチャーを

控えにする等なめてかかります。

しかし試合が始まると一軍のエースを攻略した第三野球部にとって、銚子工業の

控えピッチャーを攻略出来ないわけがなく、二回で3点取ってエースを引きずり出します。

そして、一年生ながら銚子工業のエースを務める桑本聡が登場します。

二巻より

桑本はあすなろのことを「チビ」と呼び、あすなろは桑本を「でくの坊」と呼ぶ等

最初は最悪な関係でしたが、この練習試合の中でお互いが認め合う存在となりました。

試合の結果は引き分けとなり、一軍との試合に向けて第三野球部は更に

自信を深めていきました。

一軍との試合前に海堂は全ての秘密を知る

海堂は前の年、一軍の四番として甲子園にも出場したレギュラーでした。それが

監督の鬼頭を殴ってしまって三軍に落とされてしまっていたのですが、

その理由はお金でした。甲子園ではエースピッチャーは連投に次ぐ連投で

肩がボロボロになっており、監督に交代をお願いしましたが聞いてもらえず、

その結果エースは甲子園ベスト4まで行くものの

肩を壊し投げられなくなり学校を去ってしまいました。

そして鬼頭監督はベスト4まで勝ち進んだご褒美として、理事長よりお金を受け取っており

それを見ていた海堂は、選手は機械じゃなく生身の人間だと怒り殴っていたのでした。

そんな経緯もあり、海堂は第三野球部の一員として、一軍に対して真っ向勝負が

出来ていたのですが、再試合の前に衝撃的な事実を知ってしまいます。

鬼頭には一人娘がいて、重い心臓の病気を患っていました。アメリカで手術さえすれば

治るそうですが、そのためには莫大なお金が必要とのことでした。

鬼頭は娘の治療代のためにお金を受け取っていたことを知り、一軍との試合に勝てば

監督はクビになり手術が受けられなくなる、しかし負ければ第三野球部の一軍への道は

閉ざされてしまう、という辛い現実を知ってしまいます。

三巻より

そんな中、運命の再試合が始まったのでした。

最初から本気モードの一軍が襲いかかる!

一軍は公式戦用のユニフォームを着て挑む等、最初から本気モードです。

あすなろの微妙なクセを見破り序盤から点を取られます。

一方、第三野球部は海堂が監督のお金の事実を知ってしまったことから

試合に集中出来ず、バッティングも不振になってしまいます。

それでも第三野球部は達郎が一軍のエース・京本のウイニングボールであるスライダーの

攻略法を見つける等、前回とは打って変わって投手戦となり、

2対2のまま最終回の攻防を迎えます。

一軍が勝ち越し!その裏の第三野球部は!?

最終回、一軍は桜高グラウンドの特徴をよく知る正捕手・桜井が風を利用して

勝ち越しのホームランを放ち勝ち越しに成功します。

その裏、第三野球部はツーアウトとなり、不振の海堂を迎えます。

元気がない海堂に、一軍の鬼頭監督から「オレとお前の勝負を忘れるな」と

伝令を出し、本気を出すように促します。それでも踏ん切りがつかない海堂に対して

娘のさゆりがグラウンドに現れ、海堂の頬をはたき

四巻より

堂々と闘ってほしい、こんな形で一軍が勝って手術出来ても嬉しくないと伝えて、

ようやく海堂は目覚めます。血がにじみ出るほど強く握りしめたバットで

強烈な三塁打を放ち、次のあすなろに最後を託します。

あすなろは京本の速球についていけず追い込まれますが、バットを半分にまで短く

持って食らいつき見事同点タイムリーを放ちます。

逆に緊張の糸が切れた京本は下位打線にあっさりと打ち込まれ満塁とされ

サヨナラ負けのピンチを迎えますが、一軍メンバーは初めてマウンドに集まり

京本を励まします。再び気合の入った京本は後続を抑え延長戦に入ります。

延長戦は一歩も譲らず終盤へ

延長戦に入ると完全に投手戦となり、0更新が続きます。

業を煮やした理事長は自分の裁定で一軍の勝ちとしようとします。

元々桜高校の野球部は理事長がお金を使って優秀なエリート選手を集めて作った

野球部であり、第三野球部を完全に見下しており勝って一軍になってほしくなかったのです。

しかし一軍選手も第三野球部も観衆も鬼頭監督でさえも、理事長に逆らい試合は続行。

雨も降り出した延長十七回、決着のときが訪れます。

ツーアウトランナー無しでバッターはあすなろ。一本足打法を自分のものにし始めていた

あすなろは京本の球にもタイミングがあってきました。

そこで京本はタイミングを外す作戦として、投球フォームの途中で足を止めて、更に

スローボールでタイミングをずらす投球をします。これってボークでは?w

五巻より

投げたスローボールに対し、あすなろはバットをまさかりのように引き上げて

ワンテンポ遅らせて振ることでジャストミート。長打コースになります。

三塁打コースでしたが、あすなろはホームを目指します。そう、前回の対戦のように。

前回はホームベース手前で躓いてアウトになってしまいましたが、

今度はみんなの思いを載せてホームベースを目指して懸命に走ります。

五巻より

ホームに返球されたボールを京本がつかみ、ホームベースに滑り込む

あすなろとクロスプレーとなります。その結果は・・・セーフ。サヨナラ勝ちでした。

海堂の粋な計らいで監督は鬼頭が続けることになり、第三野球部は無事

一軍の座を手に入れました。

五巻より

でわでわ♪