ウイングマンは正義の味方になって悪と戦う正統派のヒーローマンガ

子供の頃に憧れた仮面ライダーや戦隊物。正義の味方なりたいと夢見た時期がありますよね。

そんな夢を実現させた「ウイングマン」は今読み返しても

童心に返って感情移入出来るマンガです。連載当時はアラフォーの自分は記憶に無いので

もう少し上の世代の方が懐かしいですかね。

あらすじ


出版社:集英社   作者:桂正和

主人公は中学生になっても「正義の味方」に憧れを持っています。

周りの友達は大きくなるにつれ、仮面ライダーごっこや戦隊ごっこに付き合って

くれなくなりました。「ごっこ」だから馬鹿にされるしダメなんだ、

本当のヒーローになればいいんだという発想から

自分でウイングマンという正義の味方を創造しました。

ノートにイメージしたデザインを書き、その通りにマスクやスーツを作って

学校内での悪(といっても授業中の居眠りとか程度ですがw)を

見つけては変身して成敗します。が、ウイングマンになる度にクラスが盛り上がり、

授業がつぶれてしまうため教師からはしょっちゅう怒られる羽目になっていました。

そんなある日、空から突然現れた美少女が持っていた、不思議なデザインのノートに

いつものようにウイングマンのデザインを書いたところ、主人公は本当にウイングマンに

変身できるようになりました。そのノートは書いたことが現実になるドリムノートでした。

そのドリムノートを巡って、ウイングマンと悪者と戦いが始まります。

登場人物

作者の桂正和氏が描くマンガはどれも綺麗で、特に女の子の描写がとても可愛いですね。

この人の作品がすごく好きで他にも「電影少女」「I’s」「D・N・A²」も持っています。

出典:第一巻より

広野 健太(ひろの けんた)

ヒーローの健太、という意味だそうです(笑)。通ってる学校は

仲額中学校(ちゅうがくちゅうがっこう)と結構適当なネーミングが多いですねw

書いたことが現実になるドリムノートのおかげで、本当に変身できるようになります。

が、最初は変身することしか書いていなかったので武器も使えず技も持っていません。

初めて敵のアジトに乗り込んだ時は戦いながら武器や技を追加してます。

ドリムノートに書き込んだ技や武器に身体が付いていけず使いこなせていませんでしたが

筋トレをしたり新体操部に入部して動きを覚えたりして、

徐々にヒーローらしく成長していきます。

ヒーローものにラブコメディ要素も入ってまして、思春期の中学生らしさも描かれてまして

当時すごく共感出来た記憶があります。

出典:第一巻より

夢 あおい(ゆめ あおい)

異次元のポドリムスからやってきた美少女でディメンションパワーという、

いわゆる超能力を使います。

健太とは同級生として学校に通いますが年齢は16歳で年上の期の強いお姉さんキャラですね。

後半は高校生として登場します。

ポドリムス人は姿・形が異なるんですが、ディメンションパワーで地球人

(作品内では三次元人と表現)の姿に変身しています。

なのでディメンションパワーが使えなくなるほど疲弊したときは素顔に戻ってしまいます。

一度も素顔を描写されることはありませんでしたがw

出典:

左:第一巻より

右:第九巻より

ドクターラーク

あおいの父でドリムノートを開発した科学者。前半は敵に捕らわれていましたが、

健太の活躍で無事に解放されました。

後半はあおいと共に三次元の姿で暮らしてますが、三次元用の名前は出てきてませんね(笑)

ディメンションパワーで警官になったり、特撮ヒーローの着ぐるみを来たりして

健太を助けたりしています。

出典:第一巻より

小川 美紅(おがわ みく)

健太のクラスメートで、のちにガールフレンドになります。

最初は名前も知らなかったんですが、保健委員として健太を看病したことをきっかけに

仲良くなりました。美紅のほうは最初から気があったみたいですが。

内気でおとなしい性格で、あおいとは正反対の女の子です。

健太があおいに惹かれていくのを感じ、自分も積極的な女性になろうとします。

出典:第四巻より

森本 桃子(もりもと ももこ)

ヒーローが大好きな同級生で、仲額中学校のヒーローアクション部に所属。

健太とともに学園戦隊セイギマンの一員を務めています。

登場当初はぼさぼさの髪形でほとんど喋らないキャラでしたが、

健太が本当に悪と戦っていることを知って、

ディメンションパワーが使えるようにしてもらって一緒に戦うことになります。

健太とは子供の頃に既に知り合っていて、名前も知らない正義の味方さんとして

初恋の人となっています。

出典:第四巻より

布沢 久美子(ふざわ くみこ)

仲額中学校の新聞部に所属しており、「仲額中のナシモト」と呼ばれるほど

特ダネを追いかけています。

分厚いメガネをかけていて取ると実は美少女、というよくありがちなキャラですが

自己中心的な性格で他の仲間に迷惑をかけることもしばしば。

あまり人気の無いキャラだったのか、だんだん登場場面が少なく

影が薄くなりがちでしたが(それをぼやく一コマもw)

後半の最後の敵と戦うときに大活躍します。

出典:第四巻より

リメル

ポドリムスを支配しようとした、物語前半のボス。ポドリムス人からディメンションパワーを

吸い取って自分のものにすることで大きな力を得ました。

ウイングマンと戦うシーンはあまり多くないですね。

出典:

左:第一巻より

右:第四巻より

キータクラー

元々はリメルの部下でした。右は三次元人の姿で名前は北倉。そのまんまですw

ウイングマンをライバルと認め、自分の手で倒す為に別のリメルの部下から

ウイングマンを助けたことでリメルに裏切り者として閉じ込められてしまいます。

その間も、ウイングマンに強くなってもらう為、ピンチのときには何度となく助けます。

そして強くなったウイングマンと最後に・・・・。

夢いっぱいの正統派ヒーロー物でラブコメディも満載

女の子の描写が抜群な桂正和作品だけあって、登場人物も可愛い女の子が多いですw

連載時は自分はまだ小学生にもなっていなかったので後から

コミックを読ませてもらって凄く気に入って買い揃えた作品です。

小中学生にはいろんな意味で、かなり魅力的な内容ではないでしょうか(笑)

今読み返しても子供の頃を思い出す懐かしいマンガの一つです。

でわでわ♪