「100億の男」は突然100億の借金を背負う羽目になり、人生が一転した男のマンガ

先日、漫画家の国友やすゆき氏が亡くなられました。

「ちびまる子ちゃん」のさくらももこ氏も亡くなられたばかりですし、

5月には自分が保有している漫画もあった黒岩よしひろ氏も亡くなってます。

お気に入りの漫画の作者が亡くなられるのは本当に寂しいかぎりです。

国友やすゆき氏の作品では一番有名と思われる「100億の男」を保有しています。

100億の借金を負わされ地獄を見た男が生まれ変わるストーリー

出版社:小学館  作者:国友やすゆき

主人公・富沢琢矢はごく普通のサラリーマンでした。不景気で残業代が出ない中、

定時が過ぎるとさっと帰る今どきの若い青年でした。

ところがある日、いつものように仕事を終わらせ恋人・和美とのデートに向かう途中、

黒服の男に殴られ連れ去られます。

気がつくと自分のアパートでしたが、家具が一切なくなっていました。

そこに一人の老人が居て、全て叩き売ったと言います。更に琢矢の結婚資金200万も

借金のカタにすると言います。金を借りた覚えはないという琢矢に、

「お前の母親が借りた100億の借金の保証人になっている」とのことでした。

母親が失踪したから保証人である琢矢に、一生かけて金を返せというその老人は、

政界・財界にも通じる久我山グループの会長、久我山天善でした。

100億もの借金を返すアテもない琢矢は、

「100億で俺の人生を買ってくれ」と提案します。

こうして100億で人生を売った琢矢の新しい生活が始まります。

登場人物

一巻より

富沢 琢矢(とみざわ たくや)

物語の主人公です。最初は平凡なサラリーマンでしたが、100億で人生を売った為

地獄を見ることになりますが、その中でお金を稼ぐことの喜び、相手を打ち負かす快感を覚え

いつか天善を叩き潰し超える男を目指すようになります。

一巻より

久我山 天善(くがやま てんぜん)

日本を牛耳る久我山グループの当主です。合図一つで東京中を停電にすることが出来るほどの

力を持ち、お金への執着心もずば抜けています。この絵は初登場時ですが、物語後半には

眉毛が顎辺りまで伸びていますw

天善に一泡吹かせようとあらゆる男がマネーゲームに挑みますが、天善を倒すのは自分だと

誓う琢矢にことごとく敗れ去っていきます。そんな琢矢を、天善も次第に認めていきます。

一巻より

広瀬 和美(ひろせ かずみ)

琢矢の恋人で結婚も考えていましたが、100億の借金を背負い全てが狂いました。

沙貴に騙されて男に襲われそうになり、逃げ出した所、車に轢かれて意識不明の

重体になります。琢矢は死んだと聞かされており、天善や沙貴のせいで和美は死んだと

考え、その怒りが琢矢の本性を目覚めさせます。

物語後半で生きて登場しますが、既に琢矢とは生きる世界が違っており

お互いの幸せを願っています。

一巻より

久我山 沙貴(くがやま さき)

天善の娘で、琢矢が久我山グループの中核会社である国土創成社に入社した直後の

上司でもあります。天善は女は男を支える存在であるべきという古い考えの持ち主の為、

沙貴は天善に認めてもらう為にあらゆる手を使って結果をだそうとして琢矢と何度も

衝突します。表向きは愛を否定して琢矢に冷たくあたりますが、和美に嘘をついて

別れさせたりするなど女の一面も持っています。

三巻より

楊 美娟(ヤン メイチュワン)

中国の支配層に協力なコネを持つ中国人実力者で、後に琢矢の恋人になります。

国土創生社での琢矢の最初の仕事が、前に勤めていた東都物産が楊と一緒に行う

プロジェクトを潰すことでした。東都の担当は琢矢によくしてくれた友人で、

琢矢は自分自身の為に友人含め東都物産を倒す為に楊に近づいていきます。

一巻より

根本 健治(ねもと けんじ)

通称ショーケン。元々はやり手の証券マンでしたが、天善に人生をめちゃくちゃにされて

ホームレス状態になっていました。琢矢もまた天善にやられてボロボロになっている時に

知り合いました。

琢矢は打倒天善を誓いどん底から立ち上がり、一緒に天善を倒そうと協力を求めます。

激しいマネーゲームと多くの女性との絡みが魅力の作品

勝つためには相手を徹底的に潰す、巨額のマネーゲームがこの作品の見どころです。

そのためには友人や世話になった人を潰しながら、琢矢は成長していきます。

同時にこの作者の作品全般に共通して描かれる女性との絡みシーンも満載です。

この作者の作品は他にもいくつか保有していますが、どの作品もドロドロとした人間関係が

描かれていますね(笑)

TVドラマ化もされまして、当時見ていましたが天善がずいぶんコミカルなキャラに

なっていた記憶があります(笑)原作では天善の巨大な力をとことん味わえるかと思います。

ドラマには出来なかったエッチなシーンもあって楽しめる作品になっています。

亡くなられて新しい作品はもう読めないのは本当に残念ですね。

ご冥福をお祈りします。

でわでわ♪

コメント

  1. 匿名希望 より:

    跳ねっ返りの社長令嬢、前島マリエが好きでした。

  2. yutori より:

    匿名希望さん

    コメントありがとうございます(^^)
    前島マリエ、ぶっ飛んだキャラでしたね。紹介抜けてましたww
    最初はイラッとするキャラでしたが最後は
    友達と一緒に琢矢を助けてくれてましたね!