らんま1/2はギャグ満載の格闘学園物マンガ。安心安定の高橋留美子作品です。

週刊少年ジャンプ一筋だった自分が、他のマンガ雑誌も見るようになったのは

3つ上の兄の影響が大きいです。友達から色んなマンガを借りてくることが多かったのですが

それを読ませてもらって、こんな面白いマンガがあるんだ、と気に入って

自分も買い揃えることが多かったです。「らんま1/2」もその中の一つでした。

ギャグ満載の格闘ラブコメディマンガ


出版社:小学館   作者:高橋留美子

自分が持ってるのは通常版です。これは新装版ですね。

高橋留美子作品といえば「うる星やつら」「めぞん一刻」も含めて

ギャグ要素も恋愛要素も満載で、出てくるキャラクターがどれも可愛くかつ面白くて

外れがなく安心して読めるマンガばかりですね。

テレビアニメ化された作品が多いのも人気の表れだと思います。

その中でも特に自分が気に入ってるのが「らんま1/2」です。

ジャンプの「ドラゴンボール」や「聖闘士星矢」、「北斗の拳」が人気を得たように

小学生~中学生男子にとっては格闘系のマンガがすごく人気を集めます。

特にドラゴンボールの影響を受けて「幽遊白書」や「まじかるタルるートくん」まで

格闘シーン満載になっていきましたし(笑)

あきらかに序盤とは違うマンガになっていきましたね^^;

「らんま1/2」は格闘あり、ギャグあり、恋愛ありと色々詰め込みながら絶妙のバランスで

読み飽きない作品でした。

あらすじ

主人公は父と中国の呪泉郷という地で拳法の修行をしていた時、娘溺泉に落ちてしまい、

水を被ると女になってしまう呪いにかかってしまった格闘家高校生。

ヒロインは見た目は可愛いけど女っ気が無く、男が大っ嫌いで空手をやっている高校生。

親同士が勝手に決めた許婚の間柄で、反発しながらも惹かれあい、周りの家族・友達を

巻き込んだドタバタ劇を描いた作品です。

この「水を被ると◯◯になり、お湯を被ると元に戻る」に色んなパターンが出てきて

魅力たっぷりのキャラクターが次々と登場します。

格闘マンガなのでいろんな攻撃もたくさん出てきますが、キャラといい技といい

作者の創造力には本当驚かさせられますね。

登場人物

出典:第1巻より

早乙女 乱馬(さおとめ らんま)

主人公で、本来の性別は男ですが、水を被ると女に変身し、お湯をかぶるともとに戻ります。

格闘家の父に鍛えられて自身も相当の腕前に。父と戦う話もありますが、

完全に乱馬の方が強いですw

高校生ということで学園ものや恋愛ものの話が多いのですが、男のときに女キャラと

ひと悶着あったり、女のときに男キャラに迫られたりと多難だらけですw

出典:第1巻より

天道 あかね(てんどう あかね)

天道家の三女で乱馬の許婚。父が経営する天道道場の後を継ぐ為に

無差別格闘天道流で鍛えており、強くてたくましい男が理想であるが

学校では自分より弱い男にばかり言い寄られて男嫌いに。

乱馬とは親同士が決めた許婚ということもあり、初対面が風呂場で裸だったこともあり

最悪の出会いでしたが、徐々に仲良くなっていくことになります。

後に髪を切られるパプニングに遭い、以後ずっとショートヘアになります。

この髪型、絵描くの大変だったのかな?(笑)

出典:第1巻より

早乙女 玄馬(さおとめ げんま)

乱馬の父にして無差別格闘早乙女流の創始者、と書くと相当の実力者に思えますが

まともに戦うシーンがありませんw。水を被るとパンダになります(笑)。

あかねの父、早雲とは同じ師匠の元で修業をした仲。玄馬が色んな所でいい加減な約束や

行動をとった事で、その恨みが全部乱馬にいってしまいます。

出典:第1巻より

天道早雲(てんどう そううん)

あかねの父にして無差別格闘天道流の創始者、ですがこちらも強いのか弱いのかw

乱馬とあかねが結婚して天道道場を継いでもらいたく、あれこれと画策するも

失敗し続けます。

玄馬とは一緒に修行した仲で、子供同士を結婚させると勝手に約束します。

出典:第1巻より

天道なびき(てんどう なびき)

天道家の次女。殆ど表情が変わらず常にクールでお金の亡者。

乱馬の許婚は娘の誰か、という約束だった為乱馬の許婚になる話があるが、

乱馬は金の為に奴隷のごとく働かさせられる羽目に。

出典:第1巻より

天道かすみ(天道 かすみ)

天道家の長女。天道家の母親代わりとして家事全般をこなします。

天然でおっとりキャラ。とても優しいキャラで、誰も怒った所をみたことがありません。

初めて怒る話がありますが、「コラ」と軽く言っただけで終わりますw

出典:第1巻より

九能 帯刀(くのう たてわき)

乱馬たちが通う風林館高校の剣道部主将で、「人呼んで、風林館高校の蒼い雷」と

自己紹介してますが、ひびきが「初耳」とつっこみをいれてますw

1巻ではまだ強いキャラとして扱われていて、あかねも「久能先輩本当に強いわよ」と

言っていたのに、

出典:第1巻より

13巻の頃には「久能先輩に負けるなんて変よ」と言われるくらい

やられキャラとなってしまいましたwww

出典:第13巻より

出典:第2巻より

響 良牙(ひびき りょうが)

乱馬の子供の頃からの同級生で極度の方向音痴。乱馬を追って中国に渡ったところ、

水をかぶると黒い子ブタになってしまう体質になってしまいましたw

ある意味一番気の毒な体質な気がしますが、この体質を利用してかなり

楽しんでるシーンもチラホラ(笑)

出典:左:第4巻より

右:第5巻より

珊璞(シャンプー)

中国の女傑族の少女で、水をかぶると猫になります。女のときの乱馬に敗れて、女傑族の掟で

乱馬を殺そうとしたが、男の乱馬にも敗れました。男の場合は夫にするという掟があるため、

男のときは乱馬に結婚を迫り、女のときは殺そうとします(笑)

最終的に乱馬は男であることが分かり、ひたすら求愛するようになります。

出典:左:第5巻より

右:第10巻より

沐絲(ムース)

シャンプーの幼馴染。シャンプーの婿になるつもりでいましたが、幼いころに敗れており

認めてもらえません。シャンプーは女の乱馬に敗れており、ムースは女の乱馬には

勝っているので、大人になった今なら勝てるはずなんですがw

乱馬のライバルとして他にもたくさんの魅力的なキャラが登場しますが

一度には書ききれないんで一旦この辺で。

またじっくりと紹介したいと思います。

ゲームにもなり幅広い層に支持された作品

当時流行っていた対戦格闘ゲームとして、スーパーファミコンでゲーム化されています。

原作がマンガの格闘ゲームはドラゴンボールが今も出続けてますが

当時はこちらのほうが友達との対戦では盛り上がってましたね。

知名度の差でドラゴンボールには勝てませんでしたが

ゲーム性は勝っていたんじゃないかと個人的には思います。

幅広い支持を集めただけあって、誰にでもおすすめできるマンガだと思います。

是非機会があれば読んでみてください。

でわでわ♪