「哲也~雀聖と呼ばれた男~」の雀士紹介②です。
前回のはこちら。
4巻から出てくる雀士をご紹介します。
個性あふれる雀士たち
四巻より
秀 雀力・・・3 自信・・・1
警察とつるんでいて、玄人が麻雀しているときに警察に踏み込ませて
自分は未成年と偽って誤魔化してもらい、その玄人が警察に通報していると噂をたてて
出禁になったところを自分が稼ぐ賭場にするという男です。
哲也も同じように嵌められ、借りを博奕で返そうとします。
警察に守られている、という安全を求めている姿勢が
勝負師として大切な「自分が勝つという絶対の自信」が欠けているとして
哲也に攻め込まれて窮地に立たされます。
「天下の坊や哲も・・・・とんだ甘ちゃん野郎だぜ」
四巻より
タガミ 雀力・・・3 ガンモ・・・2(個)
秀の企みで哲也と同じように警察に捕まります。秀に一泡吹かせてやるために
手口を哲也に伝えることで、哲也が秀に勝負しに行くようにけしかけます。
そこそこ稼いでいる腕前の玄人のようです。
「哲も世間は甘くないって勉強したろうよ」
四巻より
リサ 雀力・・・1 危険感知・・・5 コロ・・・5
通称「不死身のリサ」。危険牌を感知して絶対に放銃しないという特殊能力を
持っています。麻雀については全くの素人です。コロというバカでろくでなしの
雀士の娼婦だったんですが、ある日コロがいなくなり捨てられたと分かって
口が聞けなくなりました。危険を感知する能力もその時に手に入れました。
コロに会う為に雀荘をうろつき、見様見真似で麻雀を打ってるときに哲也に出会います。
口が聞けませんが、最後に一言だけ言葉を発します。
「ありがとう」
四巻より
アメリカかぶれ 雀力・・・2 金・・・5 半端な英語・・・5
哲也とリサがコンビとして最初に打った相手です。素人でお金を持て余している
典型的なダンナ(カモ)として登場します。一度目はリサの危険能力により圧勝しますが
二度目の最中にコロが現れ、それを見たリサは危険能力を失ってしまいます。
米軍物資の横流しをしており、中途半端な英語を使います。
「ジーザス」
「ガッデム!!」
五巻より
房州 雀力・・・5 病気・・・5
東京で哲也とダンチは勝ちまくっていて客足が遠のいた雀荘から出禁になって、
遠征した千葉の雀荘で息子の中に出会い、家に連れて行ってもらって再会を果たします。
病気になっていて新宿の頃の面影はありませんが、いざ麻雀を打ってみると
新宿の頃よりキレている姿を披露します。病気の身ながら最後の麻雀を打ちながら
哲也に教えていない唯一の事を伝えます。そして最後、平で天和を上がります。
「おめえ いい玄人になったな・・・・」
五巻より
鷹 雀力・・・3 積み込み・・・3 ラバウル・・・5
通り名は「ドラ爆の鷹」。房州が死んだことを聞きつけて、香典を騙し取ろうと現れます。
適当に書いたインチキ証文を見せて未精算だと言って金を取ろうとしたときに哲也が
その勝負を買うと言って鷹と打つことになります。
安い手で早あがりしておいて、積み込みによるドラ乗せで点を稼ぐ戦いをします。
「博奕ってのはな 運を比べて生死を決める場なんだ!!」
六巻より
根津夫婦 雀力・・・3 ヤミテン・・・5 冷や汗・・・5
素人を装って最初は相手にわざと振り込んで勝たせておいて、
相手にスキを作らせて後で一気に勝ちに行く作戦をしてきます。
ダンチの両親はジャズ喫茶を経営していましたが、根津夫婦に
麻雀で負けてしまい借金を背負うことになり、貧しい生活を
するようになりました。ダンチはまだ子供だったのですが
この事がきっかけで玄人になろうと決心しました。
大人になって根津夫婦に出会い、復讐に挑みます。
片方が空リーチをしてもう一方がヤミテンで上がるというコンビ打ちです。
ピンチになった時の冷や汗が凄いことになっていますw
「まだ始めたばかりで 待ちなんて読めないんですよ」
七巻より
ブー大九郎 雀力・・・4 盲牌・・・5 記憶力・・・5
大阪道頓堀の凄腕の玄人。目が見えない為、盲牌することで
牌を見分けます。洗牌する時に全ての牌の位置を記憶し、
山の何処に何の牌があるのか、誰がどの牌を持っているか全て
記憶し、圧倒的に無駄なく早上がりします。
目が見えない分全身の神経が鋭く、左手芸も使うことが出来ず
哲也は大苦戦します。
「目ェは見えんでもあんたの顔は よォ見えとるでェ」
八巻より
近藤祥二 雀力・・・3 運・・・0 唇の渇き・・・5
哲也が横須賀に居た時、米兵と麻雀を打つために通訳をしてもらっていた男で、
大阪府議会議員となって哲也の前に現れます。
運を持っていない男でしたが、それを逆手に取って麻雀ではクズ牌ばかり集めて
國士無双で上がるというとんでもない麻雀をします。
緊張して唇がよく乾く為、舌で潤すシーンが随所にあります。
「俺には何も無え・・・負ける理由すらな・・・・」
今回は四巻から八巻までの雀士を紹介しました。
でわでわ♪
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コメント
ヒロポンという単語はこの作品で知りました笑。
anagoさん
コメントありがとうございます!
自分は「みどりのマキバオー」のライバル・カスケードの母がヒロポンだったことが初見だった気が(笑)